写真1●Let’snote SX1シリーズ
写真1●Let’snote SX1シリーズ
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写真2●Let’snote NX1シリーズ
写真2●Let’snote NX1シリーズ
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 パナソニックは2012年1月25日、モバイル・ノート・パソコン「Let’snote(レッツノート)」の法人向け春モデルを発表した。2月24日から順次発売する。今回追加された新シリーズ「SX1」「NX1」(写真1、2)では、きょう体の改良により、従来シリーズと同等の堅牢性を維持しながら本体を30%薄型化。また、パソコンを起動せずにスマートフォンからパソコン内のファイルやメールを参照可能にする「スマートフォン連携機能」を搭載した。

 新シリーズ「SX1/NX1」では、Let‘snoteの特徴である天板の凸凹構造(ボンネット構造)を改良した。「天板裏面の凸部の角を補強することで、堅牢性を維持しつつ薄型化を実現した」(同社 ITプロダクツビジネスユニットの坂田厚志氏)。現行のS10シリーズの本体厚みが36.6mmなのに対して、SX1シリーズは厚さ25.4mmと、11.2mm薄くなっている。

 本体の頑丈さも向上した。従来は樹脂製だったトップケースに、SX1/NX1シリーズではマグネシウムを採用。これにより、キーボード入力時のたわみが軽減されたという。

 さらにSX1/NX1シリーズは、新機能の「スマートフォン連携機能」により、手元にあるパソコンを起動せずにスマートフォンから中のデータを閲覧することが可能だ。「リモートデスクトップ機能を使ってスマートフォンからパソコンへログオンし、パソコン内のOfficeファイルや電子メールを閲覧、簡易編集できる。パソコンとスマートフォン間の通信にはBluetoothを利用する」(坂田氏)。混雑した電車内など、鞄からパソコンを取り出せない状況で便利な機能だ。

 SX1シリーズは、光学ドライブ、12.1型ワイドHD(1600×900ドット)液晶を搭載。CPUはインテルCore i5-2540M vProプロセッサ(2.60GHz)、メインメモリーは標準で4Gバイト(最大8Gバイト)、OSはWindows 7 Professionalだ。ストレージの種類(HDD 250Gバイト、またはSSD 128Gバイト)、通信機能の組み合わせ、Webカメラの有無で4モデルに分かれる。バッテリー駆動時間は、SSD搭載モデルの場合で最長約17時間、HDD搭載モデルでは最長約16時間。重さは1.23k~1.4kg。

 NX1シリーズは、12.1型ワイドHD(1600×900ドット)液晶を搭載。メインメモリーは標準で4Gバイト(最大8Gバイト)、OSはWindows 7 Professionalだ。CPUの種類(インテルCore i5-2540M vProプロセッサ(2.60GHz)、またはインテルCore i3-2350Mプロセッサ(2.30GHz))、ストレージの種類(HDD 250GバイトまたはSSD 128Gバイト)、通信機能の組み合わせ、Webカメラの有無、指紋センサーの有無で5モデルに分かれる。バッテリー駆動時間は、SSD搭載モデルの場合で最長約15時間、HDD搭載モデルでは最長約16時間。重さは1.13k~1.36kg。