日経BP社のIT総合情報誌である日経コンピュータは2012年1月31日、第14回「パートナー満足度調査」の結果を発表した。同調査はソフトウエア会社やシステムインテグレータ、コンサルティング会社などのパートナー企業を対象に、メーカーおよび通信事業者に対する満足度を調べたもので、今回が第14回になる。

 部門ごとの1位企業は以下の通り(第14回パートナー満足度調査の詳細は、日経コンピュータ2012年2月2日号特集を参照)。

  • 法人向けPC:日立製作所
  • エンタープライズサーバー:日立製作所
  • PCサーバー:日立製作所
  • ストレージ:日立製作所
  • シンクライアントシステム:日立製作所
  • ネットワーク機器:ヤマハ
  • TV会議/ビジュアルコミュニケーションシステム:シスコシステムズ
  • ネットワークサービス:NTTコミュニケーションズ
  • Webアプリケーションサーバー:日立製作所
  • ERPパッケージ:オービックビジネスコンサルタント
  • 情報分析・意思決定支援ソフト:ウイングアークテクノロジーズ
  • グループウエアソフト:ネオジャパン
  • 統合運用管理ソフト:日立製作所
  • データベースソフト:日立製作所
  • セキュリティ製品:トレンドマイクロ

 今回の調査では、日立製作所が8部門で首位を獲得した。前回調査の5部門から3部門増えただけでなく、前回首位だったシンクライアントシステムやストレージなどの部門でポイントをさらに伸ばした。

 ほかに、シスコシステムズとNTTコミュニケーションズが新たにトップになった。シスコは、今回新設した「TV会議/ビジュアルコミュニケーションシステム」で首位。NTTコミュニケーションズは「ネットワークサービス」で、昨年の2位から首位に立った。

 このほかの分野では、中堅・中小市場で高いシェアを持つ国産ベンダーが、安定した強さを見せた。「ネットワーク機器」のヤマハ、「ERPパッケージ」のオービックビジネスコンサルタント、「情報分析・意思決定支援ソフト」のウイングアークテクノロジーズ、「グループウエアソフト」のネオジャパンはいずれも前回に続き、首位の座を守った。

 第14回パートナー満足度調査は、日経コンピュータが企画し、日経BPコンサルティングが実施している調査。調査は毎年実施している。今回は、ハード/ソフトから通信サービスに至る15分野を対象に、2011年11月18日から12月15日にかけて調査を実施し、632件の有効回答を得た。