写真●SKYSEA Client View Ver 7の管理コンソール画面
写真●SKYSEA Client View Ver 7の管理コンソール画面
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 Skyは2012年1月16日、エージェント型で動作するクライアント管理ソフトの新版「SKYSEA Client View Ver.7」を出荷した。新版では、管理対象クライアントのOSを拡大し、WindowsとAndroidに加えて、新たにLinuxとMac OS Xを管理できるようにした。さらに、管理コンソールを再設計し、情報の一覧性を高めた(写真)。

 SKYSEA Client Viewは、従業員が使うクライアントPCやモバイル端末の状態を一元管理するソフト。管理対象側に専用のエージェントソフトを導入して使う。最大の特徴は、システム管理者向けの運用管理ソフトでありながら、操作マニュアルなしでも使えることを目指したこと。そのために、GUIの見栄えや操作性、ヘルプファイルを重視している。

 提供する運用管理機能は、「インベントリ管理/ソフトウエア配布」(システム情報やインストール済みアプリケーション情報を収集して資産管理や更新管理などに利用する)を中核とする。この上で、クライアントPCからの情報漏えいを防ぐための各種のセキュリティ機能(操作ログの監視、USBデバイスのアクセス制御など)を提供する。

 今回の新版では、管理対象となるクライアントPCのOSを拡大した。これまで提供してきたWindows版のエージェントソフトとAndroid版のエージェントソフトに加えて、新たにLinux版(Red Hat Enterprise Linux 4/5/6、x86/x64)のエージェントソフトとMac OS X版(Mac OS X 10.4/10.5/10.6/10.7)のエージェントソフトを用意した。社内LAN上で、WindowsクライアントPCと同様にLinuxとMac OS Xを管理できるようになる。

 価格(税別)は、基本機能を提供する下位版「Light Edition」で以下の通り。集中管理用のサーバーが28万円。管理対象は、クライアントPC(Windows/Linux/Mac OS X)が1台当たり7400円(100台未満時)、Android端末が1台当たり5000円(500台未満時)。管理機能の稼働OSは、サーバーソフトがWindows Server 2003/2008、管理コンソールがWindows 2000/XP/Vista/7、Windows 2000 Server、Windows Server 2003/2008。