テーブル型タッチコンピュータの利用イメージ
テーブル型タッチコンピュータの利用イメージ
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 米Microsoftと韓国Samsung Electronicsの米国子会社Samsung Electronics Americaは現地時間2012年1月16日、テーブル型タッチコンピュータ「Microsoft Surface」の新製品「Samsung SUR40」を1月中に出荷開始すると発表した。米国での希望小売価格は8400ドル(専用スタンド付きの場合9049ドル)から。

 Microsoft Surfaceは、マルチタッチ対応ディスプレイをテーブルの天板に組み込んだ情報端末で、複数の人が同じ画面を見ながら、同時に天板ディスプレイに指先で触れてアプリケーションを操作できる。

 Samsung SUR40は40インチのフルHD 1080p画質(1920×1080)のディスプレイを備え、「Microsoft Surface 2.0」ソフトウエアをベースにする。カメラを使用しないで液晶パネル上の物体を認識するMicrosoftの「PixelSense」技術を使用し、天板ディスプレイ上の最大50の接触点を識別する。OSは「Windows 7 Professional for Embedded Systems(64ビット)」、CPUは米AMD製のデュアルコア「Athlon」プロセッサを搭載する。内蔵ストレージ容量は320Gバイト。Wi-Fi(IEEE802.11n)、Bluetooth、Ethernet接続に対応する。重量は39.5kg(スタンドを含めた場合は50.4kg)。

 富士フイルム、フランスLe Metier de Beaute、カナダのPepsiCo BeveragesなどがSamsung SUR40の導入を予定しているという。MicrosoftとSamsungは、1月16~17日にニューヨークで開催される米流通業界団体National Retail Federation(NRF)の会議でSamsung SUR40のデモを行う。

[発表資料(Microsoftの公式ブログ)]
[発表資料(Samsungのプレスリリース)]