大日本印刷(DNP)の100%子会社DNPデジタルコムは2012年1月13日、ブログやTwitterなどからクチコミを集めて分析する「ソーシャルリスニングサービス」を開始すると発表した。企業名や商品・サービスなどについてのクチコミを集め、課題の抽出や改善策の提案などを行う。

 特定のキーワードに対するクチコミをソーシャルメディア上から集めて分析。ポジティブとネガティブの各評価の収集、トレンド分析、風評被害へのリスクマネジメント、PRやプロモーションの効果測定などを行う。アンケートよりもコンシューマーの本音を知ることができるという。

 サービスは、単発でクチコミ集計を行う「トライアル(集計)」(最大で1カ月間)が1回6万円(税別、以下同じ)。これを基本に、分析レポートや継続調査などを提供するメニューを用意した。例えば、トライアルの結果を週1回程度集計して月ごとのレポートを提出する「ベーシック(集計)」は初期費用10万円、月額8万円から。

 Twitter上の特定のキーワード1つについてのクチコミ集計とデータのレポートを提出する「Twitterデータ集計」は初期費用6万円、月額12万円から。特定のキーワードに関するクチコミの集計と、企業などのキャンペーンの応募ログを合わせて流入や離脱率を分析する「キャンペーン応募分析」が初期費用20万円、月額20万円から。

 他のソーシャルメディア活用マーケティング支援サービスなどと合わせ、2013年度までに1億円の売り上げを目指す。