富士通は2012年1月12日、デスクトップパソコンとノートパソコン、それにタブレット端末の春商戦向けモデルを発表した。1月19日から順次発売する。

 デスクトップパソコンの目玉は、20型液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型の「ESPRIMO EH」シリーズ(図1)。新たなきょう体を採用しており、米AMDのCPUを搭載する。テレビチューナーを地上デジタルのみ、長時間録画機能を省き、光学ドライブをブルーレイ非対応とすることで価格を下げ、実勢価格を約13万5000円とした。このほか、液晶サイズが20~24型、実勢価格で14万5000~23万5000円の5モデルを発売する。

図1 液晶一体型デスクトップの春モデル「ESPRIMO EH30/GT」
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●デスクトップパソコンの主な製品の仕様
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 ノートパソコンでは、きょう体を薄型にしたモバイルノート「LIFEBOOK SH」シリーズ(図2)を投入する。Core i5搭載の上位モデル「SH76/G」は、DVDドライブを内蔵しつつ、厚さ16.6~23.2mm、重さはDVDドライブを外した状態で1.22kg、DVDドライブを装着した状態でも1.34kgと薄型軽量なのが特徴。同シリーズはUltrabookと異なり通常電圧版のCPUを搭載しており、Ultrabookで使われるCPUより処理性能が高い。容量128GBのSSDを搭載したほか、起動時間を最短で6秒にするなど高速化を図っている。実勢価格は約17万円。同モデルを含め、ノートパソコンは10.1~15.6型の8モデルを発売する。実勢価格は5万5000~19万円。

図2 モバイルも可能な13.3型液晶搭載ノート「LIFEBOOK SH SH76/G」
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 このほか、タブレット端末として10.1型液晶ディスプレイを搭載した「ARROWS Tab Wi-Fi」(図3)を発売する。NTTドコモから発売済みの「ARROWS Tab LTE F-01D」から、LTEと3G携帯電話の通信モジュールを取り外し、ARROWS Tab LTEでは非搭載だった指紋認証モジュールを新たに内蔵した。IPX5/IPX7等級の防水機構やワンセグの視聴機能などはそのまま搭載している。

図3 タブレット端末「ARROWS Tab Wi-Fi」
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●ノートパソコン、タブレット端末の主な製品の仕様
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