写真●楽々SupportSite Ver.1.2の画面。メールで受け付けた質問が自動的に登録される。
写真●楽々SupportSite Ver.1.2の画面。メールで受け付けた質問が自動的に登録される。
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 住友電工情報システムは2012年1月12日、Web型で動作するヘルプデスク/サービスデスク業務ソフトの新版「楽々SupportSite Ver.1.2」を販売開始した。新版では、質問者がWeb画面にログインしなくても使えるように、メールによる問い合わせと、メールによる回答の受信を可能にした(写真)。価格(税別)は、1000ユーザーまでで200万円、ユーザー数無制限で500万円。

 楽々SupportSiteは、社内のシステムサポート業務(ヘルプデスク)や、顧客サポート対応業務(サービスデスク)を支援するソフトである。Webアプリケーションとして実装してあり、問い合わせに対する回答業務のワークフローを一元管理する。Webブラウザーから、質問と回答、回答状態の把握、質問内容と回答内容の閲覧などができる。付属の設計ツール「RakDesigner」を使えば、ノンプログラミングでWeb画面や入力項目などをカスタマイズできる。

 新版では、質問者から見て利用しやすく、ユーザーインタフェースを改善した。具体的には、従来のWeb画面に加えて、メールを使って質問の登録と回答の受信ができるようになった。あて先アドレスに応じて、「問い合わせ」や「要望」などの登録先の区分を使い分けられる。回答側は従来通り、質問が登録された旨をメールで通知してもらった後は、Web画面上で過去の案件などを検索しつつ、Web画面から回答を登録する。

 新版ではまた、Webブラウザーから利用する質問登録画面と回答画面も強化した。具体的には、画面上でリッチテキストを扱えるようにした。書式設定(太字、イタリック、下線)や、テキストの強調表示、見出し表現やリスト表現を可能にした。新版ではさらに、選択した複数のユーザーに対して同一メールを一斉に通知する機能を追加した。これにより、メンテナンス情報などを効率よく通達できるようになった。

 稼働環境は、以下の通り。Apache Tomcatなど、Javaアプリケーションサーバー(Servlet/JSPコンテナ)上で稼働する。サポート対象OSは、Windows Server、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server。別途、データベースサーバーとしてPostgreSQLやOracle Databaseなどが必要である。