ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は2012年1月12日、新gTLD(New generic Top Level Domain)の申請受付を開始した(関連記事)。申請期間は4月12日まで。ICANNはWebサイトやTwitterアカウントで受付開始を告知している。

 gTLDは、ドメイン名の一番右側にあるTLDを表す文字列のうち、特定の国・地域名に縛られないものである。元からあった「.com」「.gov」「.org」などと、後から追加された「.info」や「.biz」「.asia」などを合わせて22種類が存在する。

 今回ICANNが新gTLDの申請受付を開始したことに伴い、企業や組織が社名や地名といった様々な語句を申請し、それがICANNの審査を通ればgTLDとして使えるようになる。キリル文字や中国語、アラビア語など非ラテン系言語の単語も含められる。

 またJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)が、新gTLDの申請受付開始に関するアナウンスを出している。このアナウンスによると、「今回開始された申請受付は、gTLDの一元的な管理を行うレジストリー(登録管理組織)候補者に対する、ICANNによる審査を受け付けるためのものであり、ドメイン名を登録する一般ユーザーを対象としたものではない」という。

[ ICANNのNew gTLDsのページ]
[ JPNICの1月12日付アナウンス]