韓国LG Electronics社は2012年1月9日(米国時間)、米Google社やソニー、米Intel社などが共同開発したソフトウエア・プラットフォーム「Google TV」に対応した液晶テレビを、「2012 International CES」の開幕前日に開催した報道機関向けイベントで披露した。
LG社はこれまで、インターネット接続機能を備えた、いわゆる「スマート・テレビ」を、独自のプラットフォーム「NetCast」を用いて展開していた。Google TV対応機を開発するのは今回が初めてとなる。今後も、NetCastベースのスマート・テレビを開発していく計画とする。
開発品は、LG社がこれまで培ってきたスマート・テレビや3D映像表示の技術を、「Google TVのプラットフォームに融合したもの」(同社)という。これまでのスマート・テレビに採用してきた、ジェスチャー入力対応のリモコン「Magic Remote」を搭載する。
kinectライクなリモコンも発表
LG社は、スマート・テレビ向けに独自開発のチップセット「L9」を開発した。動作周波数は明らかにされなかったが、デュアルコアCPUとクワッドコアGPUから成るとする。Google TVを含めた、「2012年のLG社製のスマート・テレビに搭載する」(同社)という。
さらに、スマート・テレビ向けの新たなユーザー・インタフェース(UI)を開発中であることを明らかにした。米Microsoft社の家庭用ゲーム機「Xbox360」の「kinect」のように、リモコンを持たずに操作できるという。プレス・カンファレンスでは披露されなかったが、CESの会場ではデモが見られる模様だ。
Tech-On!のCES特設サイトはこちら