図1 今回報告された宣伝動画(エフセキュアの情報から引用)。女性の顔が分からないように、エフセキュアによって修正されている
図1 今回報告された宣伝動画(エフセキュアの情報から引用)。女性の顔が分からないように、エフセキュアによって修正されている
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図2 DDoS攻撃の料金表(エフセキュアの情報から引用)。宣伝動画のコメントに書かれたURLから誘導される
図2 DDoS攻撃の料金表(エフセキュアの情報から引用)。宣伝動画のコメントに書かれたURLから誘導される
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 フィンランドのセキュリティ企業エフセキュアは2012年1月5日、DDoS攻撃を請け負うサービスの宣伝動画を報告した。1時間当たり2ドルで請け負うとしている。

 DDoS攻撃とは、多数のウイルス感染パソコンなどから大量のデータを送信し、特定のコンピューター(Webサイトなど)を利用できないようにする攻撃のこと。Distributed Denial of Serviceの略で、分散サービス妨害攻撃や分散サービス不能攻撃などとも呼ばれる。

 今回、エフセキュアが報告したのは、DDoS攻撃を請け負うサービスを宣伝する動画。動画共有サイト「YouTube」に投稿されている。動画では、若い女性が英語で同サービスを宣伝する(図1)。動画の再生時間は24秒。動画の最後には、サービス提供者と連絡を取るためのメールアドレスやスカイプ名が表示される。

 投稿者のコメントには、サービスの料金などを説明するWebページのURLが記載されている。同ページにアクセスすると、料金の一覧が表示される(図2)。

 料金は、例えば攻撃時間が1時間から4時間の場合、1時間当たり2ドル。1カ月間の場合には1000ドル。その時間、サービス提供者は指定されたWebサイトを攻撃し続けて、そのWebサイトを利用できないようにするという。