日本IBMは2012年1月5日、日本ビジネスシステムズ(JBS)と中堅企業向け事業で協業すると発表した。営業部門内にJBS専任チームを新設し、シンクライアント、IT資産管理、ビジネスプロセス管理(BPM)の3分野においてJBSの営業を支援する。

 シンクライアント分野の協業では、新興国から進出する金融機関の在日支店を中心とした外資系金融業の顧客向けに、JBSがIBM製x86サーバーを採用したシンクライアントソリューションを提供。日本IBMのJBS専任チームがJBSの案件発掘活動を支援する。

 IT資産管理の分野では、国内/外資系の中堅企業を対象に、JBSがIBMのエンドポイント統合管理製品「IBM Tivoli Endpoint Manager(TEM)」をベースとしたSaaS型のIT資産管理サービス「JBS Managed Endpoint」を提供していく。日本IBMのJBS専任チームは、JBSの営業担当者向けにTEMに関するスキルアップセミナーを開催するなどの技術支援、営業支援を行う。

 BPM分野でも、営業面で協力する。JBSは、IBM製のBPMソフトウエア「IBM Business Process Manager」およびクラウド型のBPMツール「IBM Blueworks Live」を活用して中堅の製造業・流通業の顧客に最適化した18種のテンプレートを作成し、業務コンサルティングサービスを提供する。日本IBMはJBSと協同で、BPM製品の拡販、JBSの案件発掘活動を推進する。