図1●国別のAndroidおよびiOSの利用者(米Flurry調べ)
図1●国別のAndroidおよびiOSの利用者(米Flurry調べ)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●国別の最大市場規模(現在AndroidあるいはiOS搭載デバイスを使用していない潜在ユーザー、米Flurry調べ)
図2●国別の最大市場規模(現在AndroidあるいはiOS搭載デバイスを使用していない潜在ユーザー、米Flurry調べ)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Flurryが現地時間2011年12月23日に発表したモバイルデバイス使用に関する調査結果によると、米Googleの「Android」あるいは米Appleの「iOS」を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末の利用者が最も多い国は米国で、上位20カ国の合計の41%を占めた。中国が2番目に多く、日本やフランス、ドイツを上回った(図1)。

 Flurryは14万以上のアプリケーションの稼働データをもとにスマートフォンおよびタブレット端末の導入状況を分析している。過去30日間のアプリケーション稼働から測定したところ、AndroidあるいはiOS搭載デバイスのユーザーは米国が1億900万人と最も多く、他の国を大きく引き離している。2位は中国(3500万人)、3位は英国(1700万人)、4位は韓国(1600万人)だった。以下、日本、フランス、ドイツ(それぞれ1000万人)、オーストラリアおよびカナダ(それぞれ800万人)と続き、上位20カ国の合計は2億6400万人だった。

 最大市場規模(TAM:Total Addressable Market)を15歳~64歳の中流階級以上と定義した場合、現在AndroidあるいはiOS搭載デバイスを使用していない潜在ユーザーは、中国が1億2200万人と最大だった。次いで米国が9100万人、3位はインド(7500万人)、4位は日本(6500万人)、5位はブラジルとドイツ(それぞれ3400万人)だった(図2)。

 TAMに対するAndroidおよびiOS搭載デバイスの普及率が最も高いのはスウェーデンの66%で、500万人規模のTAMに対してユーザーは320万人だった。TAMが2億人規模の米国の普及率は55%となる。

[発表資料へ]