写真1●改札口の天井に取り付けられたWiMAX基地局
写真1●改札口の天井に取り付けられたWiMAX基地局
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写真2●駅ホームの天井(日比谷寄り)に取り付けられたWiMAX基地局。手前のアンテナでトンネル内を奥のアンテナでホームをカバーする
写真2●駅ホームの天井(日比谷寄り)に取り付けられたWiMAX基地局。手前のアンテナでトンネル内を奥のアンテナでホームをカバーする
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 UQコミュニケーションズは2011年12月26日、都営地下鉄三田線の大手町駅構内でのWiMAXサービスを開始した。同社のUQ WiMAXおよびMVNO(仮想移動体通信事業者)各社のWiMAXサービスで利用できる。

 三田線の大手町駅構内で、計5カ所のWiMAX基地局の稼働を始めた。具体的には、改札口付近が3カ所(写真1)と駅ホームが2カ所(写真2)。前者が3カ所ある改札口付近をそれぞれカバーし、後者がホームとトンネルの一部をカバーする。ホームに設置された2カ所の基地局では、それぞれ神保町駅方面と日比谷駅方面に向けてトンネル内に電波を照射し、トンネル内でも次の駅の途中まではWiMAXが使えるようにした。

 UQコミュニケーションズは、2011年11月28日から三田線・大手町駅構内での基地局設置工事を実施していた。引き続き三田線の各駅の工事を進め、2012年1月末までには神保町駅、2月末までには日比谷駅でのサービス開始を予定する。それぞれの駅でのサービスが始まると、大手町駅-神保町駅間と大手町駅-日比谷駅間のトンネル内でもWiMAXが使えるようになる見込み。

 同社によると、三田線のほかにも、都営浅草線、都営新宿線、都営大江戸線の各駅について2012年内に順次サービスを開始するという。また、今後は首都圏のほか、中部圏、関西圏など全国の主要地下鉄路線についてもWiMAXサービスを利用できるように取り組んでいくとしている。