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ドコモのspモード障害、伝送路断をきっかけにユーザー管理サーバーが処理能力オーバー

大谷 晃司=ITpro 2011/12/21 ITpro
写真1●左から会見に立つNTTドコモの辻村清行代表取締役副社長、澤田寛執行役員サービスプラットフォーム部長、丸山洋次サービス運営部長、阿佐美弘恭執行役員スマートコミュニケーションサービス部長
写真1●左から会見に立つNTTドコモの辻村清行代表取締役副社長、澤田寛執行役員サービスプラットフォーム部長、丸山洋次サービス運営部長、阿佐美弘恭執行役員スマートコミュニケーションサービス部長
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写真2●発生した障害のイメージ
写真2●発生した障害のイメージ
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写真3●spモードシステムの構成
写真3●spモードシステムの構成
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写真4●不整合発生の説明図
写真4●不整合発生の説明図
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 NTTドコモは2011年12月21日、20日から発生しているspモードの不具合(関連記事:ドコモのspモードで不具合、他人のメールアドレスが設定される恐れ)について謝罪するとともに、その経緯や原因について説明した(写真1)。説明によると原因は、20日に発生した関西の中継伝送路断に端を発したspモードシステムのユーザー管理サーバーの処理能力オーバー。その結果、電話番号とIPアドレスの紐付けに不整合が生じたという(写真2)。

 会見での具体的な説明は以下の通り。まず、20日12時22分に関西の中継伝送路で故障が発生。その際、冗長化しているネットワークを片系運用に移行したが、復旧作業中に光ケーブルを誤って切断。その関連で一時的に伝送路が全断した。その後全断は2~3分で回復したものの、全断中に、関西地区のパケット交換機に収容されているスマートフォンの常時接続が一斉に切断された。そのため、回復後に端末から一斉に再接続要求が発生。spモードシステムのユーザー管理サーバーが処理能力不足に陥った(写真3)。

 その際の処理時にユーザーの電話番号と、接続時に割り当てられるIPアドレスに不整合が生じ(写真4)、他人のメールアドレスに置き換わる、あるいは覚えのないメールの返信が来る、といった障害が起こり得る状態に至ったという。また、今回の障害に伴い、関連する可能性のあるspモードサービスを停止するという判断に至った。

 今回の事象が発生した可能性のあるユーザーは、関西を中心に約10万契約である。20日の18時頃には、概ね今回の事象は解消したとしているが、現在、ユーザーにはスマートフォンの電源を一端オフにして再度オンにすることで再登録してもらうほか、パケット交換機側からネットワークを介したリセット作業を実施することで完全な解消作業を進めるとしている。

 なお、この解消作業は22日の午前中までかかる見込み。また現在停止している21項目のspモードサービスについても、確認後、明日の昼頃に復旧させる予定である。

 同社は2011年8月16日にもspモードがつながりにくくなる通信障害を起こしている(関連記事:ドコモのspモード、障害の原因は中継ルーターの故障)。その際、今回処理能力オーバーを起こしたユーザー管理サーバーについても検証したが、当時は問題ないと判断された。今回のトラブルを受け、同社ではユーザー管理サーバーのチューニングによる処理能力増強、スマートフォンへのIPアドレス払い出し時の処理手順(プロトコル)の改善を実施するとしている。

 なお、本日の会見にはインド出張中の山田隆持代表取締役社長は出席できなかったが、今後同社では山田社長をトップに据えた再発防止チームを作り、今後こうしたトラブルが発生することがないよう総点検するとしている。また、会見に立った辻村清行代表取締役副社長は、今年度850万台のスマートフォンの販売目標について今のところは変更はないとし「現時点では予定通りにいくのでは」との見解を示した。

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