写真●金子勇氏
写真●金子勇氏
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 ファイル共有ソフト「Winny」の作者金子勇氏が著作権法違反幇助の罪に問われていた裁判で、最高裁判所は12月19日付けで上告を棄却した。これにより、2009年10月に大阪高等裁判所で下された、無罪の二審判決が確定した。

 これを受け、金子氏は2011年12月20日、同氏が社外取締役を務めるSkeedを通じ以下のコメントを発表した。

 「私は、今回の事件で開発を躊躇する多くの技術者の為に訴訟活動をしてきました。今回の決定で、私の開発態度が正しく認められたことをありがたく思っております。今も、インターネットを巡る問題は沢山あります。私は、これらの問題の解決のために、微力ながら最大の努力をしていきたいと思います。

 また、Winnyを悪用することのないよう、さらには、よりよいIT社会が実現できるよう、改めて、多くの方々にこの場を借りてお願いする次第です。

 最後になりますが、逮捕直後より、ご支援をいただいた沢山の方々にお礼を申し述べたいと思います。本当にありがとうございました」

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