NECビッグローブは2011年12月15日、放送事業者向けに「ツイッターリアルタイム分析サービス」の提供を同日より開始すると発表した。初期費用15万7500円、月額費用21万円から提供する。

 ツイッターリアルタイム分析サービスは、NECビッグローブが提供しているソーシャルメディア分析サービス「感°Report(かんどれぽーと)」を放送局向けにカスタマイズしたもの。同サービスでは指定した番組に関するツイート件数や評判(ポジティブ/ネガティブ)をWeb上で把握できるほか、ツイート原文を確認することも可能である。

 NECビッグローブはサービスの提供開始に当たり、2011年5月から約7カ月にわたってフジテレビジョンの協力の下、実証実験を行ってきた。実証実験では、ツイート内容を分析することで今までのマーケティングから得られたものとは違った視点の「番組の評判」や「視聴者のニーズ」「番組の楽しみ方」などをタイムリーに把握できる点が評価されたという。

 ツイッターリアルタイム分析サービスでは、ツイート件数やユニークユーザー数、評判(ポジティブ/ネガティブ)の推移、急増したトピックワードやハッシュタグを5分間隔でモニタリングできる。集計結果はWeb上でいつでも確認できるほか、日次・週次・月次単位で、CSVファイル形式でダウンロードできる。また集計データとツイートの原文を組み合わせて分析することで、番組の評判とその要因、ツイートが盛り上がった時間帯とポイントなどを把握できる。さらに取りこぼし防止や無関係なツイートのフィルタリングなどの細かいチューニングにも対応する。NECビッグローブとNECは、同サービスを今後1年間で50社に提供することを目指している。

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