米Googleは現地時間2011年12月15日、同社の独自SNS「Google+」で提供しているビデオチャット機能「Hangouts」の強化を発表した。コメント投稿からHangoutsを起動できるようにしたほか、モバイルからのビデオチャット参加が可能になった。

 Google+のコメントの下に表示された「Hangout」のリンクをクリックすると、コメント投稿者とすぐにビデオチャットを開始できる。すでに他のユーザーがビデオチャットを行っていれば「Join hangout」のリンクをクリックしてチャットに参加できる。

 また、モバイル版Google+のグループメッセージング機能「Messenger」との統合により、モバイルユーザーが手軽にビデオチャットに参加できるようになった。同機能は数日以内に「Android」向けGoogle+アプリケーションを更新して利用可能となる。「iOS」向けにも近いうちに提供するという。

 開発段階にあるビデオ放送機能「Hangouts On Air」については、著名人やセレブリティ、多数のフォロワーを抱えるユーザーを含む数百人に提供対象を拡大する。完全にセルフサービスとして提供し、Googleのビデオ共有サービス「YouTube」との統合も図る。

 そのほか、電話によるHangouts参加のサポート、ビデオチャット招待の通知といった機能も追加した。

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