
Photo: Jon Snyder/Wired.com
カリフォルニア州レッドウッドシティ発――『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』を生み出した宮本茂氏(59歳)は、Wired.comに対し、任天堂の現在のポジションから身を引いて、しかし任天堂にはとどまり、もっと規模の小さい個人のプロジェクトに取り組むと語った。
任天堂のゲームデザイン部門のトップである宮本氏は、Wired.comの独占インタヴューで、『スーパーマリオ 3Dランド』や『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』(いずれも2011年)のような、規模の大きいゲームの開発を統括する立場を離れると語った。社内の若いデザイナーにバトンを渡して、自分は、完成にそこまで時間がかからないプロジェクトに取り組むのだという。
「私は以前から社内で、自分は引退するぞ、引退するぞと言ってきたんです」と宮本氏は通訳を通して語った。「全てのゲーム開発から手を引くわけではなく、現在のポジションから引退するという意味ですが」
「自分が本当にやりたいことは、もう一度自分自身で、ゲーム開発の最前線に入りたいということです」と宮本氏は言う。「おそらく、若い開発者と一緒にもっと小さなプロジェクトに取り組む。あるいは、本当に自分ひとりでできる何かにも関心があります。とても小規模なものです」
2012年にプロジェクトを開始して、年内にゲームを公開できたらいいと考えている、と宮本氏は話す。「言い換えれば、開発に5年もかかるようなものには関心がないのです」