写真●Rubyアソシエーションの事例紹介サイトに掲載された島根県立しまね海洋館アクアスの水族館エンターテインメントシステムの構成
写真●Rubyアソシエーションの事例紹介サイトに掲載された島根県立しまね海洋館アクアスの水族館エンターテインメントシステムの構成
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 Rubyアソシエーションは2011年12月8日、Ruby導入事例の紹介サイトを公開した。現在、日立ソリューションズが開発した島根県立しまね海洋館アクアスの水族館エンターテインメントシステム、システム工房エムが開発した太陽電機製作所の製造工程見える化システムの2事例を掲載しており、今後も情報を増やしていく方針。

 Rubyアソシエーションは、Rubyの普及推進などを目的とした財団法人。Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が理事長を務めており、Ruby公式サイトの運営やRubyWorld ConferenceやRuby技術者認定制度、Ruby認定システムインテグレータ制度などを実施している。

 それぞれの事例について、「ニーズおよび解決したかったこと」、「Ruby採用理由」、「Ruby採用効果」などを掲載している。島根県立しまね海洋館アクアスの水族館エンターテインメントシステムでは「Rubyでプロトタイプを作成し『動く仕様書』によって開発したことで、顧客満足度の高いシステムを開発することができた」(日立ソリューションズ 技術開発本部 Rubyセンタ 野崎康行氏)としている。また太陽電機製作所の製造工程見える化システムでは「利用者と会話をしながら、少しずつ利用者が欲しいソフトウエアをつくっていくのに、Rubyが適していた」(社システム工房エム 開発部 リーダー 板垣美穂氏)という。