写真●「co-meeting」の画面
写真●「co-meeting」の画面
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 ベンチャー企業のco-meetingは2011年12月9日、複数のユーザーがテキストベースでリアルタイムに会議をするためのクラウドサービス「co-meeting」の正式提供を2012年3月までに開始すると発表した。米グーグルが提供していた同種のサービス「Google Wave」が2012年4月に終了するのを受け、乗り換え需要を狙う。

 co-meetingは、複数のユーザーがテキストベースで会話するチャットシステムを、サービスとして提供するもの。各ユーザーの書き込む内容が、入力された文字単位でリアルタイムに共有されるのが特徴だ(写真)。

 このため誰がどんな内容を書き込もうとしているかが一目でわかる。より会話に近い形の電子会議を実現している。議論の際には、別のユーザーの書き込みにコメントを付ける形でやり取りしていく。映像ではなくテキストベースの会議システムであるため、遅れて会議に参加しても、その時点までの議論の内容を把握しやすい。

 共同で一つの文書を編集する機能もある。会議に参加しているユーザーが共同で議事録を作成する、といった用途に使う。

 Google Waveを利用していたユーザー向けに、Google Waveのデータを取り込む機能も提供する。海外ユーザー向けに、英語版も用意する予定である。

 料金は月額6ドルからになる予定だが、詳細は未定。ユーザー数や添付ファイルの容量に応じて課金する料金体系を採用する。お試しユーザー向けには無料で提供する予定である。