「セルフラーニングラボ」を使っているところ(英語版)
「セルフラーニングラボ」を使っているところ(英語版)
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 シスコシステムズは2011年12月7日、同社のネットワーク機器に搭載するOS「Cisco IOS」をWebブラウザーから利用できる有料の学習支援サービス「セルフラーニングラボ」日本語版の提供を始めた。同社のWebサイトから利用を申し込める。

 このサービスは、シスコのネットワーク機器を扱うエンジニア向けに、CCNA(Cisco Certified Network Associate)など同社のスキル認定資格の取得を支援するもの。ユーザーがWebブラウザーからセルフラーニングラボにアクセスすると、資格取得に必要な知識を習得するための、複数のラボ環境を利用できる。例えば「OSPFの実装」や「ACLの実装とトラブルシューティング」といった学習内容に応じて、複数のスイッチやルーターを組み合わせた様々なラボ環境が用意されている。最新ハードウエアと同じようにIOSの機能をすべて利用可能で、設定も保存できる。実体はUNIX上でCisco IOSを稼働させているものだという。

 今回、日本語版が公開されたのは数あるシスコの資格試験の中でもCCNA ICND2向けのラボ環境のみ。利用料金は90日間で計25時間が50ドル。5時間延長するごとに追加で20ドルが必要になる。今後、CCNP(Cisco Certified Network Professional)など、ほかの資格試験向けラボ環境の日本語版も随時公開していく予定。

 対応OSはWindows 7/Vista/XPで、Internet Explorer 7/8/9のいずれかが必要。また、ユーザーにはTelnetクライアントなどを含むソフトウエア「Cisco Terminal Application」のインストールを推奨している。これはセルフラーニングラボのポータルサイトからダウンロードできる。