米AT&Tは現地時間2011年12月7日、同年第4四半期(10~12月)におけるスマートフォンの販売台数が過去最高を更新しそうだと発表した。これまでの四半期の最高記録は610万台だったが、この10~11月の2カ月間で600万台を販売。12月は1年で最も消費が伸びることから、記録を塗り替えるだろうと予測している。

 AT&Tによると好調の主因は米Appleの「iPhone 4S」。多くの利用者がiPhoneの新モデルへかつてないほど買い替えたという。AT&Tは10月20日に、iPhone 4Sのアクティベーション数が発売後5日間で100万台を超えたと発表していた。同社のJohn Stephens最高財務責任者(CFO)は「AT&Tでは、iPhone 4Sの通信速度が速く、通話とWeb閲覧が同時にできることが利点」とし、自信を示している(関連記事:AT&T、「iPhone 4S」アクティベーションが5日間で100万台突破)。

 米メディア(Bloomberg)によると、市場関係者はAT&Tがこの第4四半期に870万台のスマートフォンを販売し、このうちiPhone(旧モデルも含む)の販売台数は約6割の530万台になると予測している。

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