画面1●知り合った人を記録する「Evernote Hello」
画面1●知り合った人を記録する「Evernote Hello」
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画面2●食事を記録する「Evernote Food」
画面2●食事を記録する「Evernote Food」
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 オンラインメモサービス「Evernote」を運営する米Evernoteは現地時間2011年12月7日、新しいモバイルアプリケーションソフトウエアを発表した。出会った人を記憶するのに役立つ「Evernote Hello」(画面1)と食事内容を記録する「Evernote Food」(画面2)の2つだ。いずれも米Appleのスマートフォン「iPhone」向けに無料公開している。

 誰かと知り合った際に、Evernote Helloを立ち上げてスマートフォンを相手に渡し、氏名やメールアドレスなどプロフィールを入力してもらう。カメラボタンをタップするとフロントカメラが作動し、目線あるいはそれより高く端末を掲げれば、自動的に4枚のスナップショットが撮影される。

 新たに知り合った人をEvernote Helloに登録すると、プロフィールや出会った場所など関連情報をまとめた「Encounter」が自動作成される。次回会った際にも、さらに情報や写真をEncounterに追加できる。登録した人は顔写真で一覧表示される。

 Evernote Foodは、覚えておきたい料理の名前や写真、食事した場所、同席した人などを「Meals」に記録する。注釈やタグも付けられ、Evernote Foodにある情報だけでなく、Evernote Helloで登録した人やEvernoteサービスに保存してあるデータからの関連情報も表示する。「Facebook」や「Twitter」で公開したり、電子メールで友達に送ったりと、共有機能もある。

 Evernote HelloおよびEvernote Foodに記録した内容はすべて、ほかのデバイスやパソコンからもアクセス可能。Evernoteサービスとの同期を通じて共有できる。

 いずれも使用するにはEvernoteアカウントを取得する必要がある。サポート言語は英語のみ。対応OSは「iOS 5.0」以降で、iPhoneのほか携帯型メディアプレーヤー「iPod touch」やタブレット端末「iPad」で利用可能。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]