写真●合弁会社「ジェイネットワークイニシアティブ」の代表取締役社長に就任する牧野孔治氏
写真●合弁会社「ジェイネットワークイニシアティブ」の代表取締役社長に就任する牧野孔治氏
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 日商エレクトロニクスとジュニパーネットワークスは2011年12月7日、米Juniper Networks製品の導入コンサルティングや保守サービスを提供する合弁会社「ジェイネットワークイニシアティブ」を設立すると発表した。11月2日に登記が完了し、2012年1月1日から営業を開始する予定だ。新会社の代表取締役社長に就任する牧野孔治氏(写真)は、「国内のエンタープライズ市場およびデータセンター市場向けの販売を強化するのが狙い」と話す。

 今回設立する新会社は、日商エレクトロニクスが92%、ジュニパーネットワークスが8%を出資する合弁会社である。Juniper Networksの認定資格を有した社員が常駐し、Juniper Networks製のスイッチ、セキュリティ製品、データセンターファブリック、ルーターに特化した導入コンサルティング、ネットワーク設計・構築作業、保守サポート、トレーニングなどの技術サービスを提供する。日商エレクトロニクスは、Juniper Networks製品の販売代理店であり、日本法人ジュニパーネットワークスが設立する以前の1998年から、国内の通信事業者やエンタープライズ顧客向けにネットワーク製品を販売してきた実績がある。

 新会社の代表取締役社長には、現・日商エレクトロニクス 取締役の牧野孔治氏が就任。本社は、東京都江東区のKDX豊洲グランスクエア 8階に置く。同一フロアには、日商エレクトロニクスの技術サポートセンター「NETFrontier Center」が入っており、新会社は同センターの設備を共同利用する。

 牧野新社長は、合弁会社設立の狙いについて、「日商エレクトロニクス単独では、データセンター市場やエンタープライズ市場のスピードに対応できない。新会社では、両社のエンジニアが常駐し、顧客のニーズに即応できる体制を作る」と説明した。