米Red Hatは2011年12月6日(現地時間)、Linux OS新版「Red Hat Enterprise Linux 6.2」の提供を開始した。6.2ではリソース管理と可用性向上、ストレージの性能向上とID管理のための改良および機能追加が行われている。

 リソース管理ではアプリケーションまたは仮想マシンに割り当てるCPU時間の最大値を設定可能になった。可用性向上では、VMware上でアプリケーションをHigh Availability(HA)アドオン向けに利用可能とした。

 ストレージ関連ではiSCSI Extension for RDMAをサポートし、10GbイーサーネットベースのSANに対応。ID管理ではけるサーバーの認証と権限付与設定のための管理ツールを追加した。

 また同社は同日、2階層SAP SD(販売管理)アプリケーションベンチマークで世界最高性能を達成したことをあわせて発表した。