クラウドワークスは2011年12月6日、サイバーエージェント・ベンチャーズや個人投資家を割当先とする第三者割当増資を実施した。同社は、2012年2月にエンジニア・クリエイターのクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」(クラウドワークス)のクローズドβ版を公開することにしており、増資によって得た資金は新サービス向けの開発人員の採用などに充てるという。

 同社が提供するCrowdWorksは、あらかじめ登録しているエンジニアやクリエーターとの間でネットを介して仕事の受発注をしたり、さらには登録者が発注者に対して提案することもできるクラウドソーシングサービスである。

 発注に対する支払いは「固定報酬制」と「時給制」のいずれかを選択できる。同社は、「固定報酬制は予算や期間が固まっている場合に向き、時給制は継続的な更新サービスに向く」と説明している。

 既にエンジニアやクリエーターの事前登録を受け付けている。事前登録は先着1000人限定とする。一方、登録企業については、2012年2月のクローズドβ版公開時点で200社を超える見込みとしている。まずは国内向けの日本語版サービスを開始し、半年後には英語版をリリースするという。エンジニアやクリエーターは、アジアを中心とした新興国からも募る。

 今回、同社への出資を決めたのは、サイバーエージェント・ベンチャーズのほか、個人投資家の小澤隆生氏や山木学氏、須田仁之氏、ほか個人投資家2人という。