KDDIは2011年12月5日、KDDIとケーブルテレビの両者の販売網を活用した「KDDI携帯電話およびケーブルテレビサービスの相互販売を全国で展開する」と発表した。
KDDIとケーブルテレビサービスの相互販売は、2010年8月から関西および北海道の一部エリアにおいて、ジュピターテレコム (J:COM) との間で先行して実施してきた。両サービスが身近になったことについて「ユーザーに好評いただいている」とし、対象エリアおよびケーブルテレビ事業者を全国へ拡大することにしたという。
KDDIと提携ケーブルテレビ会社が持つそれぞれの販売チャネルを活用し、KDDI電話サービスのユーザーには提携ケーブルテレビ会社のテレビ、インターネット、固定電話の各サービスを、ケーブルテレビ会社のユーザーにはKDDI携帯電話を訴求する。このスキームを利用してサービスに加入したユーザーには、KDDI携帯電話または提携ケーブルテレビ会社において加入特典を受けられるキャンペーンも実施する。
まずは、2011年12月15日より東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、宮城県から実施し、順次対象エリアを全国に拡大していく。12月15には、J:COMの23局と、ジャパンケーブルネット（JCN）の17局、北ケーブルネットワークが対象である。2012年2月以降、CNCIグループ8局を含む全国の多数のケーブルテレビ局を対象にしていく（図）。
今後は、相互販売にとどまらず、KDDIおよびケーブルテレビ事業者の両者のサービスを同時に利用するユーザーに便利で魅力的なサービスを提供するなど連携を深化させるという。またケーブルテレビ網を活用した無線LANスポットの展開や、次世代セットトップボックスによる先進的サービスの提供など、ユーザーに提案していく。
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