エフセキュアは2011年12月2日、Android端末用セキュリティソフト「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」をバージョンアップし、搭載機能を拡充すると発表した。同日から随時、最新バージョンに自動更新される。
最新バージョンでは、クラウドベースのレピュテーションを使用する機能を増やす。ブラウザ保護とペアレンタルコントロールは、従来バージョンから既にレピュテーションを採用している。最新バージョンではこれに加えて、マルウエア対策もエフセキュアがクラウド上に保有している最新のデータベースを参照する。これは最新の脅威に対応することが目的。従来からのパターンマッチングも併用する。
ペアレンタルコントロールには、「アプリケーション通信制御」「連絡先フィルタ」の二つの機能を追加する。
アプリケーション通信制御は、Android端末にインストールしたアプリケーションの実行権限をホワイトリスト形式で管理できるというもの(写真1)。例えば、子供がAndroid端末を使う際に、親が使ってよいアプリケーションを指定することができる。ここで許可していないアプリケーションを子供が新たにインストールしても、使用できない。
一方、連絡先フィルタは保護者が安全ではないと判断した連絡先をブラックリスト方式で登録し、その番号からの通話着信とSMS受信をブロックするものである(写真2)。
このほか、エフセキュアによると、モバイルバックアップと、盗難・紛失対策を遠隔から実施できるユーザーポータル(英語版)を年内に提供開始する予定だという。
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