音楽ストリーミング配信サービスの英Spotifyは現地時間2011年11月30日、サードパーティー開発者の音楽アプリケーション作成を支援するプラットフォーム「Spotify Platform」を発表した。

 同プラットフォームを利用して作成したアプリケーションは、同社の説明によれば「視覚的にも機能的にも見事にSpotifyサービスと連携する」。Spotifyユーザーは、同日リリースされた「Spotify Apps」(プレビュー版)を介してこれらアプリケーションにアクセスできる。

 Spotify Appsでは第1弾として16社のパートナーによるアプリケーションを用意する。既に12種類が利用可能。パートナーには米誌「Billboard」、英紙「The Guardian」、米誌「Rolling Stone」、オンライン音楽チャート「We Are Hunted」、米CBS傘下の音楽SNS「last.fm」、歌詞表示アプリケーションの「TuneWiki」などが含まれ、ユーザーはSpotify内で音楽レビューを閲覧したり、聞いている音楽の進行に合わせて歌詞を表示させたり、お気に入りのミュージシャンのライブチケットを購入したりできる。

 Spotifyは米Facebookとも提携しており、ユーザーはFacebook内の友達が聞いている音楽を共有できる。9月にFacebookとの統合を実施して以来、Spotifyでは新規に700万人以上が登録し、ユーザーが作成したプレーリストは5000万以上に上るという。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]