Androidアプリ販売サイト「qiip(キップ)」
Androidアプリ販売サイト「qiip(キップ)」
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 韓国のモバイル通信事業最大手SKテレコムの100%子会社であるSKプラネットは2011年11月29日、日本でスマートフォン向けのアプリ販売事業に参入すると発表した。Androidアプリの販売サイト「qiip(キップ)」を同日開設。まず約2000点のアプリでスタートする。

 韓国国内で展開している「T store」を日本向けにローカライズしたWebサイトで、同社の本格的な海外展開の第1弾となる。日本国内の開発者サポートや、韓国版アプリの日本語化でコンテンツの充実を図り、半年後には約4000点に拡大していく計画。

 アプリは10のカテゴリーに分類し、名称が分からなくても検索で見つけられる。「おすすめ」「有料」「無料」「最新」「割引中」のアプリの一覧表示も可能。NTTドコモとauのAndroid搭載スマートフォンに対応し、一度購入したアプリはキャリアを変更しても再ダウンロードできる。

 決済方法はクレジットカード、Web Money、auかんたん決済などに対応。1つのIDを最大5台までの端末で共有できる。また、開発者向けには、コンテストやカンファレンスなどの開催、韓国語への翻訳、ターゲットデバイスへの移植などで、韓国進出を支援する。

 T storeは2009年開設。現在の会員数は1000万人を超え、提供アプリケーション・コンテンツ数は20万点。約2万7000人の開発者が参加している。