[画像のクリックで拡大表示]

 11月29日に開催されたmmbiの「モバキャス(V-Highマルチメディア放送)事業」の説明会において、NTTドコモの山田隆持代表取締役社長が登壇し、モバキャスを利用できる端末の投入計画などを説明した。

 NTTドコモは、2015年度に向けた取組み「中期ビジョン2015-スマートライフの実現に向けて-」を策定し、その中で「モバイルを核とする総合サービス企業」を目指す方針を決めた。モバキャスは「その一翼を担うもの」といい、「通信と放送を連携させた新しいサービスとして大きな柱になる」と位置づけていると述べた。その上で、NTTドコモは「対応端末の普及」「ドコモショップでの販売促進」「資金」(関連記事)の三つで大きな役割を果たす方針を示した。

 対応端末の投入計画について、サービスの開始時点でスマートフォン1機種、タブレット端末1機種を投入する。2012年度上期において、スマートフォン3機種、タブレット端末2機種を追加する。出す端末の1/3から半分くらいという。

 2012年の冬モデルについては現在検討中とした上で、「10機種くらいにしたい」「出る端末の半分から2/3くらい」と表現した。

 山田社長は、放送波で動画を配信することで、モバキャスに対していわゆるデータオフロードの役割も期待しているという。また災害放送の展開について、より安心・安全で便利に使えるという期待感も示した。