日経BPコンサルティングは2011年11月28日、大学Webサイトのユーザビリティを評価した今年の「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012」の結果を発表した。使いやすさを100点満点で評価したもので、大阪府立大学がスコア95.79で1位となった。

 使い勝手やコンテンツの探しやすさ、視覚障害者への配慮、プライバシーポリシーなど7カテゴリー65審査項目について問題がないかをチェック。重要度に応じた重み付けを行って採点した。対象は国公立大85校(国立大68、公立大17)と私大126校。

 トップになった大阪府立大は、前年の7位からの躍進。以下、岡山大(スコア94.40)、電気通信大(同92.86)、富山大(同91.01)、福岡工業大(同90.05)までがベスト5。新規にベスト10入りしたのは、広島工業大(6位)、大谷大(9位)、国学院大(10位)の3校だった。

 全体の平均スコアは55.68で前年から1.89ポイントのアップ。大学サイトのユーザビリティは着実に向上しているという。しかし一方で、ユーザビリティが悪化した項目もあり、特に、情報を見づらくしてしまう「トップページの長さ」が目立った。

 2003年から毎年実施している調査で今回で8回目。調査期間は9月1日~10月31日。トップ3が、国公立大で占められたのは初めて。