セブン&アイ・ホールディングスは2011年11月29日、無料で利用できる公衆無線LANサービス「セブンスポット」を、東京23区内のセブン-イレブン、イトーヨーカドー、そごう・西武、セブン&アイ・フードシステムズの各店舗で、12月1日から提供すると発表した。

 セブンスポットでは、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコンなど無線LAN対応の機器でインターネットを利用できる。サービスの利用には会員登録を行うか、セブン&アイのネット通販サービス「セブンネットショッピング」の会員IDが使える。利用料金は無料だが、1回につき最大60分間まで、1日に3回までといった制限がある。

 インターネットアクセスのほか、セブンスポットの接続環境だけでダウンロードできるオリジナルコンテンツも提供する。また、今後はクーポンの配信なども予定しているという。

 さらに、任天堂のゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズのワイヤレス通信機能を利用したサービス「ニンテンドーゾーン」を、セブンスポットのサービス提供エリアで提供する「7SPOTでDS」も開始する。ニンテンドーゾーンで提供している通常のサービスのほか、7SPOTでDS限定のオリジナルコンテンツも随時配信する。

 これらサービスはNTT東日本のフレッツ光をセブン&アイグループの店舗に導入し、無線LAN環境を構築することで実現している。NTT東日本も同じ環境を使って、セブン&アイグループ各店舗で公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」を展開する方針を発表している(関連記事)。

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