NTTドコモの山田隆持代表取締役社長は2011年11月29日、行政刷新会議の仕分けで周波数オークションを前倒すべきとの評価が出た件についてコメントした。モバキャス事業に関する発表会後のカコミ取材で質問に答えたもの。
山田社長は、「トラフィックが急増しているため、900MHzや700MHzは早く使いたい。今までパブリックコメントなど手続きを踏んできている。早く電波を使えるようお願いしたい」と述べた。
その上で、周波数オークションについては「詳細を詰めないといけないことが多く、時間的にどうなるかというのがあるのでは。我々は今まで通りで進んでほしい」と消極的な姿勢を見せた。
周波数オークションが時間的に前倒しできればどうか、との質問にも「難しい。本当に早く周波数オークションができるのかという思いが大きい」と回答した。
ソフトバンクの孫正義代表取締役社長が周波数オークションに反対との報道が出ている件について、山田社長は「我々も同じです」とした。