写真●ブルーコートシステムズの吉沢建哉プロダクトマーケティングマネージャー
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 ブルーコートシステムズは2011年11月28日、同社製ソリューションで1日当たり10億件のWebリクエストを収集し、そのうち約0.6%がマルウエア関連の通信であると発表した。内訳は、マルウエア配布サイトとの通信が100万件、攻撃者のマルウエア制御サーバー(C&Cサーバー)との通信が140万件、セキュリティまたはプライバシー上の重大なリスク要因のあるサイトへのアクセスが320万件だった。

 10億件のWebリクエストは7500万ユーザーから収集した。そのうち7200万ユーザーは法人、300万ユーザーは個人である。情報の収集は同社のクラウドサービス「WebPulse」で実施した。WebPulseはクラウドベースのWebフィルタリングで、同社製のプロキシサーバー「ProxySG」や帯域制御装置「PacketShaper」、Webフィルタリングソフト「K9」などで利用できる。

 ブルーコートシステムズの吉沢建哉プロダクトマーケティングマネージャーは「最近の攻撃者は検索エンジンや広告を利用して『信頼できるサイト』でマルウエアを配布したり、SNSなどを使ってマルウエアを瞬間的に拡散したりする」と脅威の性質が変わっていると説明。WebPulseのようなリアルタイム性の高い対策が重要になるとアピールした。