米comScoreが現地時間2011年11月27日に発表した米国オンラインショッピングに関する調査結果によると、11月第4木曜日の感謝祭(今年は11月24日)のオンライン支出(旅行関連を除く)は4億7900万ドルで、前年同日と比べ18%増加した。感謝祭翌日に当たるブラックフライデー(今年は11月25日)は8億1600万ドルで、前年のブラックフライデーと比べて26%増えた。

 11月1日~25日の累計オンライン支出は127億3700万ドルにのぼり、前年同期間と比べて15%拡大した。米国では一般的に、ブラックフライデーにおいて年末商戦が本格的にスタートし、サイバーマンデーにおいてオンラインショッピングが急増するとされている。

 今年のブラックフライデーにECサイトを訪れた米国消費者は5000万人で、前年比35%増だった。最もアクセスが多かったWebサイトは「Amazon」。2位は「Walmart」で、3位に「Best Buy」、4位に「Target」、5位に「Apple」と続いた。

 comScore会長のGian Fulgoni氏は、「今年は実店舗がブラックフライデーの営業時間を前倒しして好調な滑り出しとなったが、オンラインチャネルにもプラスの影響を与えた」と説明した。また、感謝祭連休明けのサイバーマンデー(今年は11月28日)については、全米小売業協会(NRF)のオンライン部門Shop.orgが「販売事業者の8割が特別オンラインキャンペーンを実施する」と見込んでいることから、過去最高となった昨年の10億ドル超を上回ると予測している。

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