バッファローは2011年11月24日、タイの洪水で需給がひっ迫しているハードディスク製品を値上げすると発表した。外付けタイプ11製品が対象で、30%から100%程度の引き上げとなる。あわせて型番も改訂。2011年12月上旬から実施する。
タイで今年7月に発生した洪水のため、現地の関連工場が操業停止。ハードディスク部材の供給量が減少している。その一方、テレビ録画用などの需要は強く、世界的にハードディスク需給がタイトになり、価格も急騰している。同社は「製品の安定した供給を行うため、ラインアップと価格を見直した」と説明している。
対象製品は、仕様が従来と同じで型番の末尾に「J」を付加する。大容量のテレビ録画用3TBモデル「HD-ALC3.0TU2/VJ」はオープン価格で、予想実売価格は4万1800円前後。これまでは同2万800円前後だったため、約2倍の値上げ。1TBモデル「HD-LS1.0TU2-WHJ」は希望小売価格1万6485円で、約50%の値上げとなる。
ポータブルHDDでは、それぞれ30%から40%程度値上げする。容量1TBのUSB 3.0対応モデル「HD-PNT1.0U3-BRJ/BSJ」が希望小売価格2万1000円(従来価格1万6170円)、ケーブル収納付き容量500GBのUSB 2.0対応モデル「HD-PXT500U2-RDJ/WHJ」が1万7640円(同1万2810円)、容量500GBのUSB 3.0対応モデル「HD-PNT500U3-GJ/LJ/PJ/RJ/SJ」が1万6485円(同1万1655円)。