写真●テストシナリオを使って業務システムの複数機能を一括テスト(資料提供:富士通アドバンストソリューションズ)
写真●テストシナリオを使って業務システムの複数機能を一括テスト(資料提供:富士通アドバンストソリューションズ)
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 富士通アドバンストソリューションズ(FASOL)は2011年11月21日、Webシステムの環境を変更した際に、システムへの影響を確認するテストツール「E-SUP AP Test V6リグレッションテスト」を発売した。テストシナリオの作成、テストの実行、差分の検出、レポート出力までを自動化する。価格は152万3000円から。

 E-SUP AP Test V6リグレッションテストは、アプリケーションの修正やハードウエアの入れ替えなどでWebシステムの環境を変更した場合に、システムが正しく稼働するかどうかを検証する「リグレッションテスト」を自動化するツール。テスト対象のURLを指定してスタートボタンを押したあと、Webシステムへの「ログイン」「入力」「ログアウト」など検証したい操作を実行すると、操作内容を記録してテストシナリオを自動生成する。

 記録したテストシナリオを使って、Webシステム内の複数の機能を一括でテストすることが可能だ。テストの順番を指定すると、例えば、同一業務システムの「参照業務」「登録業務」「更新業務」を順番に自動検証する(写真)。スケジューリング機能を使って、夜間や休日などにテストを実行することもできる。

 同ツールによる検証では、システム変更前の動作とシステム変更後の動作を比較して差分を検出する。検出した差分は画面上にハイライト表示されるので、予期しない場所に不具合や不整合が発生していないかどうかを視覚的に確認できる。