ジャパン・モバイルキャスティング(Jモバ)は、受信障害対策用Webサイトを立ち上げた。Jモバは、V-High帯を使うマルチメディア放送(モバキャス)のハード事業者(基幹放送局提供事業者)であり、2012年4月のサービス開始に向け、今後全国のモバキャス用送信所から試験放送を順次行っていく。

 ただし、V-High帯はこれまでテレビ放送用に使われてきた。また、東北3県では地上アナログ放送が継続しており、ケーブルテレビ局によるデジアナ変換サービスもある。こうしたことから、同じ周波数であるV-High帯を使ったモバキャスの試験放送が始まると、家庭のテレビの一部で映りが悪くなる可能性がある。この事象に対する問い合わせ先として、各地区ごとにWebサイトを構築した。

 既に、「関東地区」「近畿、中国、九州、沖縄地区」を対象にしたサイトは立ち上がっており、「東海地区」も12月中旬を予定する。関東地区用にはFAQも用意されており、例えば「受信障害対策にかかる費用等はいただいておりません」と明記し、悪質商法/詐欺に注意を呼びかけている。

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