Skype(画面左)からFacebookアカウントを使って、Facebookユーザー(画面右)を呼び出しているところ
Skype(画面左)からFacebookアカウントを使って、Facebookユーザー(画面右)を呼び出しているところ
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 ルクセンブルクのSkype Technologiesは現地時間2011年11月17日、同社のVoIPソフト「Skype」においてSNSサイト「Facebook」との連携をさらに深めた新機能を発表した。Skype内で、Facebookユーザー同士が手軽にビデオ通話を行える。同機能を組み込んだWindows向けベータ版「Skype 5.7 Beta for Windows」とMac OS X向けベータ版「Skype 5.4 Beta for Mac」を同日リリースした。

 同機能を利用するには、SkypeとFacebookの両アカウントにログインした状態で、Facebookの友達を選択してビデオ通話ボタンをクリックするだけでよい。SkypeとFacebookは連携強化を進めており、Skypeでは以前からFacebookの「News Feed」機能に直接アクセスして情報更新やコメント投稿を確認したり、Facebookの友達とインスタントメッセージをやりとりしたりする機能を提供している。7月には、FacebookがSkypeの協力によりビデオ電話機能を導入した(関連記事:Facebook、Skypeと協力しビデオ電話サービスを開始)。

 そのほかSkypeの最新ベータ版では、Mac OS Xパソコンでのビデオレンダリングが向上した。また、有料ユーザー向けのビデオ電話画面共有機能をWindowsにも対応させた。

 なお、Skypeは米Microsoftが10月に85億ドルで買収した。MicrosoftはFacebookにも出資しており、検索エンジン「Bing」ではFacebookとの統合を図っている(関連記事:MicrosoftとFacebookが連携強化、Bingの表示順位に「いいね」を反映)。

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■変更履歴
記事公開時、最終段落で「Skypeは米Microsoftが85億ドルで買収する計画を発表している」としていたのを「Skypeは米Microsoftが10月に85億ドルで買収した」に更新しました。[2011/11/18 12:35]