「光ポータブル」の新モデルである「PWR-Q200」を専用クレードルに装着したところ
「光ポータブル」の新モデルである「PWR-Q200」を専用クレードルに装着したところ
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 NTT東日本は2011年11月17日、モバイルルーター「光ポータブル」の新モデル「PWR-Q200」を発表した。11月18日からレンタルで提供する。価格は月額315円。

 光ポータブルは、自宅や外出先でパソコンやスマートフォン、携帯型ゲーム機など複数の端末をインターネット接続する際に使用できるモバイルルーター。インターネット側の回線として、一般的なモバイルルーターが備える3G回線に加え、自宅のブロードバンド回線、「フレッツ・スポット」など外出先の公衆無線LANに接続できるのが特徴。

 今回のモデルでは、クレードル(置き台)の機能を強化。クレードルに無線LANのアクセスポイント機能を内蔵。従来モデルでは光ポータブルを外出先に持ち出すと、自宅内でインターネット接続ができなくなっていたが、PWR-Q200では本体を外出先に持ち出していても、クレードルだけでインターネットに接続できる。クレードルの無線LANの対応規格はIEEE 802.11a/b/g/nで、インターネット側回線は有線LAN(1000BASE-T)。なお、クレードルはPWR-Q200に標準添付ではなく、別途月額210円でレンタルする。

 従来モデルではIEEE 802.11nに非対応だったが、PWR-Q200は無線LANの対応規格をLAN側でIEEE 802.11b/g/n、インターネット側でIEEE 802.11a/b/g/nとし、いずれもIEEE 802.11nに対応した。3Gの対応周波数は800M/1700M/2100MHz。3GはSIMフリーで、任意の通信事業者のSIMカードを挿して使用できる。従来モデルで用意していたNTTドコモ限定のSIMロック版端末は、今回は用意しない。製造元は非公開としている。

 光ポータブルの従来モデルをレンタルして使用しているユーザーの場合、PWR-Q200への交換費用は無料。