画像●新版「1.0.2」の画面
画像●新版「1.0.2」の画面
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 米Googleは現地時間2011年11月16日、米AppleのiOS用「Gmail」アプリケーション(アプリ)の新版を公開したと発表した。いったん同月2日に初版をリリースしたが、公開直後にバグが見つかったため配信を取りやめていた。問題を修正した新版「1.0.2」は既にAppleのアプリ配信サービス「App Store」でダウンロードできる。

 初版「1.0.1」にはiOSの通知機能と干渉するバグがあったが、これを解決した。また利用者からの意見を参考に、HTMLメール上の画像表示方法も改善している。同社製品マネーシャーのMatthew Izatt氏は、「マルチアカウントのサポートなど、多くの意見が寄せられている。iOS用Gmailアプリはまだ始まったばかりで、今後そうした要望に応えていく」としている。

 iOS用GmailアプリはiOS 4.0以降に対応し、iPhone、iPod touch、iPadで利用できる。対応言語は英語や日本語をはじめ、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語など合計28言語。初版を既に入手している場合は、アンインストールするか、いったんログアウトしてから新版をインストールする必要がある。

 インストール後は、Webブラウザー版Gmailと同様にユーザー名とパスワードで認証すればすぐに利用できる。iPhoneやiPadにはAppleのメールクライアントが備わっており、そちらからもGmailにアクセスできるが、専用アプリでは、ラベル付け、移動、迷惑メールの報告といったGmailの機能が利用できる。

[Google公式ブログへの投稿記事]