日本ヒューレット・パッカード(HP)は2011年11月16日、Microsoft製仮想化ソフト「Hyper-V」を搭載したアプライアンス製品の出荷を開始した。「Hyper-V向けの設定をあらかじめ実施しておくため、構築期間の短縮や導入コストの低減が可能になる」(エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 サーバーマーケティング統括本部 インダストリースタンダードサーバー製品本部 本部長 橘一徳氏)。同社の試算では、個別にハードを購入した場合に比べて導入コストを1000万円以上削減できるという。

 製品名は「HP VirtualSystem for Microsoft」。サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、OS、Hyper-Vが設定された状態で納品される。ラインアップは2種類。動作する仮想マシンの数が最大で400個の「HP VirtualSystem VS1 Solution for Microsoft」と、同1200個の「HP VirtualSystem VS2 Solution for Microsoft」だ。価格はVS1が2730万円から。VS2が6510万円から。