米CA Technologiesは2011年11月14日(米国時間)、「CA Executive Insight for Service Assurance」を発表した。13日から開催しているプライベートイベント「CA World 2011」に合わせて発表したものである。
同製品は、ITサービスのパフォーマンスをリアルタイムで把握できるツールである。展示会場の一角で行われた記者会見で、同製品担当のジェフ・コブ上級副社長(写真1)は「アプリケーションとインフラ、ネットワークのパフォーマンスをすべて管理できるのは、業界で初めて、かつ唯一の製品」と語った。分析結果が、パソコン以外に米AppleのiPhoneやiPad、Android搭載のスマートフォンからでも見ることができるのも特徴だ。
会見で紹介された分析画面の例は2種類。プライベートクラウドにおけるアプリケーション分析とネットワークの分析画面である。
アプリケーション分析では、サーバー上のバーチャルマシンのメモリーの稼働状況を可視化した。物理サーバーと仮想サーバーのメモリー稼働状況を同一の画面に表示し、正常の場合には緑、異常時には赤のボタンで表示する(写真2)。ネットワークの分析では、ネットワーク上の各要素の健全性およびサービスとしての健全性を、サーバーと同様に緑と赤の2種類のボタンで表示する(写真3)。拠点ごとに、時間別のトラフィック状況を見ることも可能だ(写真4)。