NTT東西地域会社は2011年11月15日、1989年7月から提供してきた「ダイヤルQ2」(情報料回収代行)を、2014年2月28日に終了すると発表した。サービスの提供終了に先立ち、新規申し込み受け付けを2011年12月15日に終了する。インターネットなどを利用した情報提供手段の多様化によりダイヤルQ2の利用者は年々減少しており、今後もこの傾向は継続すると想定されることからサービス提供を終了する。

 ダイヤルQ2は、2010年11月に発表した「PSTNのマイグレーションに関する概括的展望」の中で、2020年頃から実施を予定しているPSTNからIP系ネットワークへの移行(PSTNマイグレーション)に先立ち提供を終了するサービスとして公表されていた。NTT東西は今後、PSTNマイグレーションに先立ち提供を終了するほかのサービスについても、順次発表する方針である。

 なお、ダイヤルQ2サービスを利用して放送事業者などの情報提供者が提供する大規模災害時の義援金募集番組については、サービス提供終了後も別のサービスとして提供する予定である。

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