米Appleは現地時間2011年11月14日、デジタルコンテンツ管理ソフトの最新版「iTunes 10.5.1」をリリースした。同社のクラウドサービス「iCloud」のiTunes向け有料サービス「iTunes Match」に対応する。

 iCloudは同社のスマートフォン「iPhone」、タブレット端末「iPad」、携帯型デジタルプレーヤー「iPod touch」や、Mac OS XおよびWindows搭載パソコンのアプリケーションと連動し、すべての機器でデータを最新の状態に保てるようにする無償サービス。音楽配信サービスと連動する「iTunes in the Cloud」機能では、ユーザーがAppleの音楽配信サービス「iTunes Store」で過去に購入した楽曲ファイルを、追加料金なしで再ダウンロードすることができる。

 iTunes MatchはiTunes in the Cloudの有料オプションで、iTunes Store以外から購入した楽曲について、Appleが配信権利を持つ約2000万曲と照合し、合致したものをAAC形式(256kbps)で提供する。これによりユーザーは、照合できない一部の楽曲を除いてiCloudにアップロードする必要がなくなる。サービス利用料は年間24.99ドルで、米国のみ対象とする。同社のモバイルOS「iOS 5.0.1」を搭載したiPhone、iPad、iPod touchと、iTunes 10.5.1をインストールしたMacおよびWindowsパソコンからアクセスできる。

 iTunes 10.5.1は、Mac OS X 10.5以降、あるいはWindows XP(SP2以降)、Windows Vista、Windows 7で利用可能。

[iTunes 10.5.1のダウンロードページ]