写真●理化学研究所のスパコン「京」
写真●理化学研究所のスパコン「京」
[画像のクリックで拡大表示]

 世界で稼働中のスーパーコンピュータ(スパコン)の実行演算性能ランキングを公表するTOP500プロジェクトは2011年11月14日、11月時点での最新ランキングを発表した。1位は前回に引き続き、理化学研究所のスパコン「京」(英語名 K Computer)だった。LINPACK実行演算性能は10.51ペタFLOPS。前回は一部の筐体を設置していない状態で8.16ペタFLOPSだった。

 その他のスパコンの順位にも変動はなかった。2位は中国天津スパコンセンターの「天河1A号」で、実行演算性能は2.566ペタFLOPS。3位は米オークリッジ国立研究所の「Jaguar」が1.759ペタFLOPS。4位は中国深センスパコンセンターの「星雲」が1.271ペタFLOPS。5位が東京工業大学の「TSUBAME2.0」で1.192ペタFLOPSだった。

 TOP500に登録されたスパコンの総実行演算性能に対する各ベンダーの演算性能シェアでは、1位の米IBMに続き、富士通が「京」の効果により2位となった。3位は米クレイ。

[発表資料へ]