米comScoreは現地時間2011年11月11日、米国における主要検索エンジンの利用状況に関する調査結果を発表した。10月は首位の米Googleがシェアを拡大する一方、米Yahoo!と米Microsoftの連合はシェアが縮小した。

 2011年10月における検索件数ベースのシェアは、Googleが65.6%で前月から0.3ポイント増加した。2位のYahoo!は同0.3ポイント減の15.2%、3位のMicrosoftは同0.1ポイント増の14.8%で、両社の合計シェアは0.2ポイント減少した。4位の米Ask Networkは0.1ポイント減の2.9%、5位の米AOLは横ばいの1.5%だった。

■2011年10月の米国における検索エンジン別市場シェア
(家庭、職場、大学ユーザーを含む)

ベンダー名    2011年9月    2011年10月       前月比
                                       (ポイント)
Google           65.3%        65.6%          0.3
Yahoo!           15.5%        15.2%         -0.3
Microsoft        14.7%        14.8%          0.1
Ask Network       3.0%         2.9%         -0.1
AOL               1.5%         1.5%          0.0
合計            100.0%       100.0%          N/A
出典:comScore

 10月に米国インターネットユーザーが実行した検索は180億7700万件で、前月と比べ6%増加した。検索エンジン別では、Googleが同6%増の118億6300万件、Yahoo!が同4%増の27億4100万件、Microsoftが同6%増の26億7800万件だった。Ask Networkは5億1800万件で同2%増加、AOLは2億7700万件で同5%増加した。

■2011年10月の米国における検索エンジン別検索件数
(家庭、職場、大学ユーザーを含む)

ベンダー名    2011年9月    2011年10月      前月比
               (100万)     (100万)      (%)
Google           11,171        11,863         6%
Yahoo!            2,644         2,741         4%
Microsoft         2,516         2,678         6%
Ask Network         507           518         2%
AOL                 265           277         5%
合計             17,103        18,077         6%
出典:comScore

 なおMicrosoft、Yahoo!、AOLは一致協力してGoogleに対抗すべく、ディスプレイ広告販売に関する提携を11月8日に発表している。各社が運用する広告ネットワークの未契約広告枠を、互いの広告主が購入できるようにする(Microsoftのプレスリリース)。

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