ブロードメディアは2011年11月11日、同日開催の取締役会において、「中外合弁経営湖南快楽垂釣発展有限公司合弁契約書」を締結することを決議したと発表した。合弁会社の設立時期は2011年12月を予定する。

 同社と釣りビジョン、中国国営テレビ局である湖南広播電視台の完全子会社の湖南快楽先鋒伝媒有限公司は、中国における釣り関連事業の開発・経営を行う合弁会社設立の準備を進めていた。今回、会社設立の準備がすべて完了したため、合弁契約書を締結した。

 ブロードメディアは2011年6月23日に、今回の合弁会社設立についての発表を行っている。当時は中文産業を含む4社で合弁会社を設立する予定としていた(関連記事)。「最終的には3社での合弁会社設立の運びとなった」(ブロードメディア)という。中文産業は引き続きこの事業のパートナーとして、「合弁会社と協力・連携する予定」としている。

 合弁会社は、釣り関連事業の開発と経営、釣り番組のコンサルティング業務、中国国内での釣りポータルサイトの開設・運営などを行う。将来的には、湖南広播電視台傘下にあるテレビショッピングチャンネル「快楽購」やショッピングサイト「快楽タオバオ」などの販売ルートを活用し、「日本並びに中国の高性能・高品質な釣り関連商品を販売し、釣りに関連するレジャー施設開発なども行っていく予定」という。

 なお釣りビジョンは2011年6月23日に、業務提携の一環として、湖南快楽先鋒伝媒有限公司と「映像コンテンツライセンス契約」を締結している。ブロードメディアは今回、この契約に基づき、2011年8月29日に釣りビジョンの制作番組を提供する「快楽垂釣頻道」(釣り専門チャンネル)の試験放送が開始されたことも報告した。放送の対象地域は、中国23省5自治区4直轄市のうち、19省119都市(2011年11月4日現在)である。

[発表資料へ]