デジタル教科書教材協議会(DiTT)は2011年11月11日、「すべての小中学校生がデジタル教科書・教材を持つ環境を整える」という目標の推進を目的に、全国13の小学校・中学校などで実証研究を行うと発表した。実証研究は13の異なるテーマを設定し、会員企業および学校関係者と協働して実施する。

 実証テーマは、デジタルコンテンツ/ソフトの開発やタブレットPCの利用、問題解決能力を養う授業、個性に応じた適切な学び方(アクセシビリティ)の検討などを目的としている。具体的には「情報活用能力を高める教材と授業法の開発」、「英語を沢山聞かせる授業ができるツールの開発・検証」、「レゴブロックと情報端末を使ったデジタルストーリーテリングづくり」、「読みに困難のある児童の通常の学級でのデジタル教科書教材の活用」といったものがある。いずれも2011年4月に公表した「DiTT 第一次提言書」に基づいている。

 実証研究の経過は、逐次Webサイト上などでリリースする。また研究結果についても、2011年度のDiTT活動報告書(仮題)に反映し、公表する予定である。実証研究は2011年10月より順次スタートしている。

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